飲食店や物販店を始めるとき、店舗を購入して始めると最初に多額のお金が必要になります。
一方、店舗を借りて什器や備品も借りて始めると毎月家賃や賃借料がかかります。
どちらも同じ商売を始めるのにお金の支払いのタイミングが違います。
前者だと、最初に多額のお金がかかりますが、その後の支払いはありません。
後者だと、商売を続けている限り、ずっとお金の支払いが発生します。
店舗を借りて商売をする場合、費用の発生と支払いのタイミングが一致していますが
店舗を購入する場合、費用の発生と支払のタイミングは一致しません。
店舗を購入する場合、使えるであろう期間で、最初に支払ったお金を費用化するからです。
それが減価償却といいます。
減価償却は、「支出の伴わない費用」とも言われます。
お客様と話していると、減価償却の考え方がよくわからないとおっしゃる方がいらっしゃいます。
なぜ、支払った時に全額費用にならないのか?
なぜなら、すぐに価値を消耗するのではないから
何年にも渡って使って、その後、使えなくなって除却するというサイクルがあるので
使えるであろう期間を見積もって、その期間で案分して費用としていきます。
考え方がよくわからない方は、ご連絡ください
阪本税理士事務所 阪本