決算書の数字について、比較対象が有るのと無いのとでは、見やすさが違います。
それには、二つの方法があります。
① 自社の決算書を現在と過去を比較する方法
② 同業他社と自社の決算書を比較する方法
中には、業種を超えて比較するようなときがありますが、余り意味のないことになりがちです。
今回は、同業他社と比較する場合どこを見るのがいいのかについて
同業他社の決算書を見たことのい方は多いかと思います。
しかし、同業他社の決算書から得られる情報は、たくさんあります。
同業他社と比較して自社の強みや弱みを知ることができます。
比較する数値としては
① 自己資本比率
② 営業利益率
③ 流動比率
①自己資本比率は、これまでこの会社がどれだけ儲けてきたかを知ることができます。
また、その会社の健全性もしることができます。
同じ規模で同じ業種の会社を比較して大きくその数値に違いがあれば、何が違ってそうなっているのかを知ると会社運営について大きな気付きを得れるかもしれません。
② 営業利益率は、自社のコスト管理がちゃんとできているのかを知ることができます。
同じ業種の会社で営業利益率が大きく違うと、どこかに無駄なコストがあるかもしれません。
③ 流動比率は、経営の安全性がわかります。
ただ、流動比率が高いのが本当にいいのかというのは少し疑問があります。
将来に対する投資を行っているような会社は、流動比率が低い会社もままあるからです。
決算書は、その会社の経営者の通信簿であり、人生観が現れるものです。
詳細を知りたい方は、ご連絡ください。
阪本税理士事務所 阪本