阪本税理士事務所

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2022年7月18日ブログ

決算書を読む ⑥ 資金の調達の源とそのバランス

貸借対照表の右側、負債、純資産は、企業の資金がどこからやってきたのか

どこから調達されたのかを表しています。

負債は、他人資本(返さなくてはいけないお金)

純資産は、自己資本(返さなくてもいいお金)

 

負債を更に分けると、

1年以内に返さないといけない流動負債

返済までに1年以上の期間がある固定負債

に分けることができます。

 

事業を行うときに貸借対照表の理想的な形について聞かれることがあります。

もちろん、無借金経営ができれば理想ですが、実際はそうでうまくいきません

あの日本最強企業のトヨタ自動車ですら

負債13兆円

となっています。

その代わり 自己資本27兆円あります。

 

一つの貸借対照表の理想として

純資産で固定資産がまかなえているというのが一つの形だと思います。

固定資産<純資産

純資産には、資本金だけではなく繰越利益(これまで稼いだ利益)も含まれます。

 

上記のような理想でなくとも

固定資産<純資産+固定負債

でありたいと思います。